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暮し


by pure615
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命日

今日は母の命日・・・何年たっても忘れることのない母のことを悲しみも含めて思い返す大切な日です。母と共に過ごしたのはたったの20年間で、もっともっとそばにいてほしかったと歳を重ねるたびに思います。

私は両親が39歳の時に生まれたひとりっこ。母は父の仕事を手伝っていたので、母の作る料理を食べるのは日曜日と祝日だけでした。週末は必ずお客様が来て、土曜日の夜は料理の仕込みに忙しくしていた母が印象深いです。叔父も叔母も母の料理を楽しみによく遊びに来ていました。洋食が作れなかった母ですが、鯖鮨が得意でたくさん作っては分けていました。母のそれは笹を巻いて木型に並べ、重石をして2日目からが食べ頃になります。父が好物だったので手間のかかる作業を文句をいわず作っていたのを覚えています。
あれほど何度も食べたのに・・・あんなに美味しい鯖鮨とは出会えないのに。あのレシピがわからない。美味しかった味を真似することが出来ないのが哀しいです。
私よりももっとたくさん食べた叔母も知らないそうです。

何でも器用に家事をこなした母に追いつけそうにありません。なによりも旅行が好きでバッグひとつで時間があれば友達と旅をしていました。いつでもすぐに行けるように準備が整ったバッグはまだ捨てることが出来ずに押し入れに入っています。
天国でも旅行ができるのでしょうか?一度くらいは母と旅をしてみたかったです。

なぜか息子が東京から墓参りに帰ってくるそうです。明日のお昼に着くらしい。いつ帰るつもりなのか・・・入院中、「おばあちゃんが助けてくれたのかもしれないね」と呟いた私の一言が効いたのかしら。明日は家族で母の思い出をたくさん喋りましょう。

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by pure615 | 2007-05-23 21:07